究極のエコカーとかもてはやされている水素自動車の燃料である水素の充填圧力が70MPaとか。
見慣れない単位なので変換しておくと約700kgf/cm2。
乗用車のタイヤに詰める空気圧がだいたい2.2k〜2.5kgf/cm2ってことを考えるととんでもない圧力です。水圧で考えると水深700m相当。わかりやすく言うと、10円玉(直径2.35cm)の面積は約4.4cm2なので、4.4×700で約3,000kg。10円玉と同径の穴から3tの力で外に飛び出そうとするのを押さえることは簡単じゃない。
なんとか普通に扱える圧力が7kgf〜10kgf(0.7〜1MPa)なんで、70MPaの非常識なこと。
これが爆発したり、水素爆発しないまでもタンク破裂とか、充填中にノズルが外れたとか考えると怖いですね。
さらに言うと、水素を70MPaまでに加圧するのに必要なエネルギーも膨大に量になるとか。EVが100km位走るのに使用するエネルギーに匹敵するという話も有ります。
とても「エコ」とは言えない気がする。