時間が取れたので早速着手。元の回路は左図のように至ってシンプルなので、電流帰還型に改造するのも楽です。具体的にはC1,C2の取り付け方を変更して帰還抵抗を追加する程度。
ここで使用する帰還抵抗の値がキモなので若干調整を要します。
最初は手を抜いて1Ωをパラにした0.5Ωとしたところゲイン過大である上にちょっと発振気味でNG。
なので0.3sqの電線の中身の細い電線1本を15cmほどに切った物に変更します。推定0.3Ωですが、これがなかなかいい感じです。
ただ、まだちょっと高域が荒れている感じなのでもうちょっと調整が必要?
更に前回の改造で使用したフェルト貼りだとちょっと効果が薄い気がしたので、グラスウールを適当に切って中に詰め込みます。もうちょっと入れた方が良かったかな?
元のアンプ基板を取った関係で接続の無くなった片側のスピーカーに行く電線を追加して蓋を閉めておしまい。
改造後ですが、今まで曇った様な音だったのがシャキッとした音となりました。
ボーカルが艶めかしく聞こえてきて驚きます。
また低音はこの口径なので元からあきらめていましたが、それなりに聞こえるようになったのにはびっくりです。
とりあえずは最低限ということで元の資材を生かしてUSB給電としていますが、こうクリアに聞こえてくるとついついボリュームを上げてしまいます。そうするとやはり電源容量不足なのかちょっと音が割れだします。
このまま小さいプラケース(それこそダイソーに有りそうなPP辺りの奴)に収めて簡単に持ち運びできるようにしたいと思っているので電源の問題は頭が痛いですね。
しばらくはこの状態で我慢しておくかな。丁度良い出張時の宿で寛ぐ時に使えるチビスピーカーとして活躍しそうな感じ。