KiCad 5.1.10 PKGBUILD

新しい版が出たようなので久しぶりにPKGBUILD。いつものように関係ファイルを用意して作業開始。
しかし、いつものようにエラー多発で散々でした。

まず最初のトライアルではmsys2の何かのプロセスが暴走してしまったようで何をやってもエラーとなる上に復旧しなくなりました。仕方がないのでWindowsの再起動からやりなおし。

2回目の試行ではuctr64が無いと怒られます。msys2_shell.cmdを実行して端末画面を出して、pacman -Syとすることでこれは解決するらしいので試してみると確かに解決します。これだったら最初から(初回のPKGBUILD実行時に)解決しておいてほしいな。
さらに3回目の試行では今度はclang64のmirrorlistが無いとか。環境整備はこっちの知ったことではないんだがと思いつつも、解決しないと先に進めませんのでmsys64/etc/pacman.d/にあるmirrorlist.ucrt64をコピーしてmirrorlist.clang64にrename。さらに中身の/ucrt64を全部/clang64に書き換えて再試行。
4回目ではclang64のdatabaseが無いと怒られます。再度pacman -Syを実行することで作成はされるんですが、2回目の時に実行したpacman -Syで作成されなかったのはなんでかな… つくづく底意地の悪い仕様ですね。

ここまでやってようやく環境が整ったようでbuild作業が始まります。しかし最後の最後で今度は、

==> パッケージを作成 "mingw-w64-x86_64-kicad-git"...
  -> .PKGINFO ファイルを生成...
  -> .BUILDINFO ファイルを生成...
  -> .MTREE ファイルを生成...
  -> パッケージの圧縮...
==> 作成完了: mingw-w64-x86_64-kicad-git r22369.a8672dd2f9-1 (2021年05月05日 16時07分57秒)
=> WARNING: You don't have the required toolchain installed for mingw32.
=> WARNING: To install it run: 'pacman -S mingw-w64-i686-toolchain'
==> エラー: Cannot find the strip binary required for object file stripping. 

と言う訳でtoolchainを導入せよとのことなので、pacmanから実行。そういえば5.1.9の時もそんなエラーが出ていたなと思い出しましたが、進歩が無いですね…

それよりも r22369.a8672dd2f9って何だよと言う訳で再度PKGBUILDの中身をチェック。例によってノーマークの場合はnightly-buildとなる模様です。
これだとなんかねと言う訳で再度ディレクトリ内を探してPKGBUILD-STABLE-5.1が5.1.10のためのファイルであることを確認したのでこれをPKGBUILDにrenameして再度トライ。

今度はソースパッケージをgit cloneした後のMD5SUMチェックで引っ掛かります。さすがに腹が立ったので全部のMD5SUMチェックを’SKIP’に変更してチェックしないようにして再実行。ようやく最後まで進行してパッケージが生成されました。

しかし、出来上がったのはmsysへのインストールパッケージである.zstファイル。必要なのはWindows用のインストーラーパッケージなので、まだ完了ではありません。
よくよく画面を見ると、

==> 作成完了: mingw-w64-i686-kicad-git 5.1.10_1-1 (2021年05月06日 08時49分54秒)
-- Success 0: cd "C:/kicad-src/msys64/home/Owner/MINGW-packages/mingw-w64-kicad-git" && export CARCH=x86_64 && TERM=vt220 makepkg-mingw -s --noconfirm
CMake Error at KiCad-Winbuilder.cmake:346 (message):
  Unable to extract major and minor version string

となっていて、まだ何かエラーがある模様。情報が少なすぎでどこをどうしたらよいのやら… まぁもう少しだな、週末頑張ろう。

塗装作業

塗装前

2年ほど間が空いてしまった家の木部保護のための塗装作業。まぁ10年経過して、これまでにもう6回ほど再塗装しているのでそれほど神経質になることは無いらしいのですが、やはり陽の当たるところは色褪せていてなんかみすぼらしい感じ。
またドアの下部分はなんか黒いポツポツが出てきていてなんか嫌だなぁと。

と言うわけで連休を利用して再塗装なのですが、今年は午後になると突然の雷雨の繰り返しでなかなか作業にかかれません。
連休も後半に入ってようやく天気が安定してきたので作業開始。それでも1日しか取れなかったので、1階部分しか終わらず…

週末に改めて2階部分を作業しないと。なんか暑くなりそうな感じで嫌だな。

Fedora34

あれやこれやで惰性でボーっと過ごしていたら、Fedora34リリースの発表がありました。ちょうど休日だったので、これ幸いと更新作業開始。
Release NoteにあるUpgrade手順に従って問題なく終了です。32->33の時はいくつかのパッケージで問題が起きましたが、今回はそんなこともの無く至ってスムーズに進行していささか拍子抜け。時間はかかった様ですが、途中出かけていたので実際に要した時間は分かりません。

さて新しいシステムになって何が変わったのか相変わらずよくわかっていません。Xのベースが変わったとの話ですが、劇的にパフォーマンスが向上したと言う訳でもないので使っていてもよくわからないなぁと。
画面左下の電源OFF等のガジェットの出方が変わったのが、現在のところの気づきかな。

例によってReleaseと同時にUpdateパッケージが出ていますが、各FTPサイトの更新が間に合っていないようで、どこに行ってもsrpmが取り出せません。1日待てばmirror化が行きわたるかな。まぁ焦ってどうこうってことでは全くないのでゆっくりやっていきましょう。ちょうど連休期間に入ることだし。

ディスプレイ更新

新型ディスプレイ

解像度の高いディスプレイがだいぶ安くなってきました。なので久しぶりに更新します。ものは旧品同様DELL製で、P2421Dという24インチ品。旧品の解像度は1920×1200ドットでしたが、今回は2560×1440と横に1.3倍、縦に1.2倍の解像度となります。前と同じ位置だと目がキツイので(苦笑)、目との距離を調整して設置場所を決定。

画像は新しいディスプレイを撮影したもので、変なふうにアイコンが配置されていますが、これが旧ディスプレイでの画面サイズ。だいぶ広くなったことがわかります。

旧品の購入は2012年10月でしたから、約8年と8ヶ月使用したことになります。現在でも表示に特段の問題があるわけではありませんが、CADを使用するときにもう少し広い画面だとやりやすくなるはずと思い思い切って更新したのでした。
実際はまだ慣れていなくて、相変わらずチマチマ作業しているのであまりありがたみは無いんですが、そのうち慣れてくるでしょう。

それにしてもLCDディスプレイの肝はバックライトなんですが、LED化によって明度劣化がゆっくりになり、すごく寿命が延びましたね。出たての頃のLCDディスプレイはバックライトにCFLという蛍光灯の親戚を使用していたのでこのCFLの寿命が比較的早く来てしまう問題が有りましたが、現状8年使っているDELLの旧品(U2412)でも気にならなく、この先何年使用できるのかわくわくしてきます。

GOLF 7.5その7 タイヤローテーション

ようやく5000kmを越えたのでタイヤのローテーション実施です。重量級FFでしかも出力トルクが大きいのでおろそかにはできません。
前車の時は8ヶ月後だったけど、今回も同じくらい。最初は2ヶ月で2000kmも走ったけど、例の「緊急事態宣言」のおかげで出かけにくくなったし、仕事でも遠方の話がすっかり無くなってしまったので、月400km程度の何時ものペースとなったのでした。

この車はオプションの関係でスペアタイヤがありません。なのでいささか危険ではありますが、ジャッキを前後に掛けて一気に交換を済ませます。スペアタイヤ無しはエコだとも言いますが、ローテーションの時には不便です。

タイヤサイズは変わらずの225/45R17なので一本あたりの重量も似たり寄ったり。ハブ部分にホイールのセンター部を引っ掛けるような構造が出来ていたので多少は楽でしたが、相変わらずアクロバティックな作業を要求されます。

「ジャッキ掛けて取り外し、内部も外部も洗ってから戻して」の一連作業を両側やってなんだかんだで1.5時間の作業でした。

この後10年以上前にB6パサートに乗っていた時分に購入して1シーズンしか活躍できなかったスタッドレスタイヤを買取屋に持っていって処分。タイヤを外して非鉄金属の買取業者に持っていくことも考えましたが、タイヤの外し工賃と古タイヤの処分費とで赤字になりそうな気がしたのでそのままの状態で買い取ってもらいました。こちらは基本ホイール代でしかありませんが、それでも赤字どころかそれなりの額になったので満足。もっと渋いかと思ったのですが、思い過ごしのようでした。

そう言えば4500kmを越えた辺りでエンジンの当たりが付いてきたのか、一段と静かでスムーズになった気がします。足回りも落ち着いてきた感じで、やはり輸入車は5000km越えないと真の姿は分からないものですね。

KiCAD5.1.9 PKGBUILDその3

とりあえず途中経過。今回はビルドの途中でコンパイルエラーになってしまい。最後まで行きません。
何だろうな… VCPKGではうまく行っているので納得が行かない。wx云々って出ていたので、そのへんの何かのバージョンがVCPKGでやった時と違っているのかも。

それにしてもニトログリセリン並に繊細過ぎる…

KiCAD5.1.9 PKGBUILDその2

前回何もせずに実行したら変な感じに完了してました。が、よく見るとバージョンがr20783.d70cebcd62で、違和感だらけ。

よくよく見たらこれはNightly Buildって奴で、目的のものとは違います。

いくつか並んでいるPKGBUILDファイルの中身をチェックしてPKGBUILD-STABLEが5.1.9を生成するためのファイルと確認しました。なので、もともと有ったPKGBUILDファイルをPKGBUILD.nightlyに変更し、PKGBUILD-STABLEをコピーしてPKGBUILDにリネームして再度make_x86_64.batを実行。

途中経過ですが、5.1.9のソースを引っ張ってきているのでどうやらこちらが正解の模様。始まるまでの段取りに時間がかかってるので、その隙に手動でnewstroke_font.cppをコピーして始まるのを待ちます。もしこれ日本語フォントが使えるようになっていれば結果オーライなんですが、どうなりますことやら。

KiCAD5.1.9 PKGBUILD

少し時間が空いてしまったけど、とりあえずパッケージの作成に再挑戦。

PKGBUILD関係のファイルの置き場所がgithubからgitlabに移動しているので、そちら側から最新のwindows関係を取り出し。場所はhttps://gitlab.com/kicad/packaging/kicad-win-builderとなります。

例によってcmakeをインストールしてパッケージ生成に必要となる処理系やライブラリなんかのダウンロード開始。cmakeのインストール時にpathを追加するのオプションが出ますので、追加を忘れないようにすると後々楽です。またmsys2なんかも新たにインストールされますので、pkgbuildをするつもりの人は、最初からこちらの手順で進める方が無駄が無くてよいでしょう。

どうせ一発では通らないだろうと思ったので、とりあえずmake_x86_64.batを実行。あれこれ大量にダウンロード&インストールされます。
で、しっかりお約束のエラーで停止。一発目は各種更新を有効化するための自爆でした。
なので、再度make_x86_64.batを実行。またしてもなにやら更新を取り出しているので、もう少し行ったり来たりしそうな感じ。

まだmakefileにfontの入れ替え指示なんかも追加していないので、まだまだ先は長いぞっと。
まぁゆっくり楽しみましょう。

2/7 16:20追記

ログによると13:11には作業終了の模様。ただし、何かが不足していて最終のパッケージ生成には至らなかったとか。

==> 作成完了: mingw-w64-x86_64-kicad-git r20783.d70cebcd62-1 (2021年02月07日 13時11分34秒)
=> WARNING: You don't have the required toolchain installed for mingw32.
=> WARNING: To install it run: 'pacman -S -mingw-w64-i686-toolchain'
==> エラー: Cannot find the strip binary required for object file stripping.

ということで、msysのコンソールからpacman -S -mingw-w64-i686-toolchainとやるとエラー。-mingw64云々ってオプションは知らんよと。はてと思いpacmanの説明を読んだら、どうも2個目の-は不要の模様。
pacman -S mingw-w64-i686-toolchainとやったら無事にあれこれが入りました。が、これだとi686だけだよなと気になったので、念のためにpacman -S -mingw-w64-x86_64-toolchainも実行します。

あとは再度makeの実施。さてどうなるかな。

2/7 21:00追記
今度は無事に終了しましたが、完成物がどこにあるのか見当たらない(笑)。まぁ特に何かしなくてもパッケージが生成されることが分かったので良しとしましょう。
次はfontファイルの入れ替えをして日本語フォント対応パッケージを生成しなくては。
これが本番だからね。

rebuild時間

普段使いのFedora、まぁ実験的ディストリビューションなので頻繁に各モジュールの更新がかかります。で、最適化オプションを変更してできるだけ自前でrebuildするわけですが、昨日は大物が沢山来て大騒ぎ。firefox,libreoffice,thunderbirdとどれもソースrpmが500MB級で、ダウンロードだけでも時間がかかります。

実際のrebuildに要した時間はログによれば、
firefox-85.0-5.fc33 started at 2021年  1月 30日 土曜日 18:43:49 JST
libreoffice-7.0.4.2-7.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 03:18:44 JST
ninja-build-1.10.2-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:31:32 JST
p11-kit-0.23.22-2.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:15 JST
qpid-proton-0.33.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:55 JST
samba-4.13.4-0.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:39:57 JST
sddm-0.19.0-5.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:51:52 JST
thunderbird-78.7.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:52:38 JST
zziplib-0.13.71-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 08:59:44 JST
ざっとこんな塩梅。
以前はlibreofficeを処理するのに12時間くらいかかっていたので随分早くなったものですが、firefoxが異様に時間がかかるようになってきました。

今回の記録でも18:43に始まって03:18に終了なので8.5時間… Thunderbirdが2時間、Libreofficeでも2.5時間なのでなんともはや。何がそんなに難しいのかな。

SSDその3

どうにか4時間ほどでクローン化が終わったので、接続を変更してSSDから起動。いやはやとても快適です、こんなことならウジウジ言っていないでさっさとやっておけばよかったな。

早速速度を比べてみましたが、一目瞭然。シーケンシャルはHDDでもそこそこの速度が出ていますが、ランダム読み書きが100倍以上速くなっています。これが起動時に一斉に各アプリケーションがストレージにアクセスして来る状況で有効に機能するわけですね。

実際の所、HDDだと起動後のあれこれが済んで落ち着くまで15分ほどかかってましたが、SSD化後はデスクトップが表示されてから1分もしないうちにまともに使用できる状態となります。もちろん裏であれこれ動いているのは知っていますが、ほぼ待たされることが無くなったので全部が終わるまで待たなくても良くなったわけです。
この快適さを知っちゃうともう元には戻れないな。

S.M.A.R.T.の情報によれば7年落ちのHDDはまだ健康状態に問題は無いとか。週一回の割でクローンバックアップを取るようにしておきますかね。

SSD、それも大容量品はそれなりに高価なデバイスですが、効果抜群で投資した甲斐があったというものです。

1/16追記:
バックアップ用にHDDをつないでおくと、Index Serach EngineやセキュリティーソフトなんかがHDD側にもアクセスしに行くので、結局ガラガラ煩いことが判明。なので、バックアップはSynctoyでファイルコピーではなく、週末にClone化するときだけHDDを接続することに決定。
まぁ、現状でもストレージが不足している訳ではないのでSSDだけで十分。なのでこの運用にしましょう。