live-usbでのfedora rescue

いろいろ資料を当たって、どうにかgrub2の修復が済んでfedoraが起動できるようになりました。なので防備録として手順をメモ。

まずはfedora-kde-liveはnvidiaとは相性が悪いので、先にnvidiaのビデオカードを外しておく。次にfedora-kde-liveで起動、ログインまで済ませておく。 念のためにlsblkで構成を確認。現状ではこの通り

$ lsblk
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda      8:0    0 894.3G  0 disk 
├─sda1   8:1    0   600M  0 part
├─sda2   8:2    0     1G  0 part
├─sda3   8:3    0    16G  0 part
└─sda4   8:4    0 876.7G  0 part
sdb      8:16   0 931.5G  0 disk 
├─sdb1   8:17   0   100M  0 part 
├─sdb2   8:18   0    16M  0 part 
├─sdb3   8:19   0 930.9G  0 part 
└─sdb4   8:20   0   552M  0 part 
sdc      8:32   1     0B  0 disk 
sr0     11:0    1  1024M  0 rom  
zram0  252:0    0     8G  0 disk [SWAP]

su -でrootになっておく。/dev/sdaがfedoraなので、あれこれをmountしてchroot

mount /dev/sda4 /mnt <-- rootパーティション
mount /dev/sda2 /mnt/boot
mount /dev/sda1 /mnt/boot/efi
mount --bind /dev /mnt/dev
mount --bind /proc /mnt/proc
mount --bind /sys /mnt/sys
mount --bind /var/run /mnt/var/run
chroot /mnt

このPCはmulti-bootなので、
grub2-install /dev/sda
を実行。さらに新しい構成を指示するために
grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
を実行。
これで終了なので一旦exit。そして順番にmountを解除

umount /mnt/var/run
umount /mnt/sys
umount /mnt/dev
umount /mnt/boot/efi
umount /mnt/boot
umount /mnt

これで終了。今回はumountする前に確認したところgrub2の更新があったので、先に更新してからあれこれ作業。どっちが効いたのかはわかりませんが、無事にfedoraが起動できるようになりました。
後は外したnvidiaのビデオカードを戻して終了。毎度これだと、ビデオカードの脱着が面倒なので、cinnamonのlive-usbを作成しておきますかね。

ドジな話Part2その後の続き

諸々のリビルドとアップデートを着々と進めて、残りの大物としてはLibreofficeを残すのみとなりました。

KF5の地獄はいつものことなんですが、うっかりghcとrustのリビルドに入ったところ、出てくる出てくる関連ファイルの山。使いもしないのにghcとrustの殆どのrpmモジュールをインストールしたんではないかな。それでいてghc本体はエラーで作成できずと何やってんだか解らなくなりました。

さてある程度作成も済んだので一旦再起動しようとしたところ、またしてもgrub2のエラーでFedoraが起動不能に。そのままだとWindows側も道連れなのでBIOS(UEFI?)の設定を変更してとりあえずWindowsは起動できる状態に戻しました。

このgrub2の問題、いい加減にしてほしいなぁ。面倒なので再インストールはしたくありません。なので本腰を入れて対処方法を探らなくては、いやはや面倒なことだ。

まぁこれがFedoraの世界でもあるのですがね。

ドジな話Part2

先日のこと、PC内のファイルを整理していたらBIOSファイルが出てきました。CPU-Zで現在のBIOSバージョンを確認すると、後から見つかった方が4ステップ程進化している模様。タイムスタンプが2014年、即ち8年も前に取得して放っておいたファイルなので、今更更新する必要もないのですが、なんとなくフラフラと更新してしまいました。まぁ、更新用のExeファイルを実行すると確認されることも無く一気に進んでしまうので止めようもなかったというのもありますが…

1分もかからずに更新が済んで再起動。インストラクションに従ってBIOS画面を出して一旦Default値をLoadしてからあれこれいじって再起動。
Windowsは問題なく起動したのですが、Linuxが問題。BIOSのBoot Menu画面にすら出なくなってしまいました。当然のことながら起動はできません。

データーは残っているのでGrub2とUEFI-Bootの修復だけでなんとかなるんだろうか。
いやはや余計なことをしてしまったものだ。

Fedora36

新しい版が発表されました。なので手順に従ってUpgrade。古式ゆかしくコンソールからコマンドを打ち込んでの作業です。

なんだかんだで今回は1つのモジュールが更新できないとの話しでしたが、Optionの–skip-brokenをつけてやったら全部OKとなりました。

KDE spinであるせいもあって何が変わったのかよくわからないですね。唯一はっきりしているのはSRPMをダウンロードするのためのgftpの設定でJAISTがipv6でアクセスしに行って討ち死にしたくらいかな。

あれこれ設定して、とりあえずipv6を無効化してなんとかクリア。あとはgftpのブックマークの変更と更新分のSRPMの取り出し。今回は出遅れた分インストール時にだいぶ更新が含まれたようで初回取得のリストはいつもの2/3くらい。それでも600程度はありますから先は長そう。

Videoカード交換その2

本番環境はFedoraなので、そちらを起動。するとKDEのスクリーンになったところで固まってしまいGUIの反応がなくなります。ただし別に起動しておいたKonsoleは動いているので、システム全体が死んだわけでありません。

クリーンインストールが必要かと勘違いしてbootable mediaを作成。でもやっぱり同じく固まる。ならばとMint Desktopのbootable mediaを作成して試したところこらはOK。

しばらくMintで凌ぐかと考えたのですが、よく考えてみたらドライバーが不適合なだけと言うことに気がついてnVidiaのドライバーをインストール。rpmfusion-non-freeにドライバーがあるので、rpmfusion-non-freeをenableにしてインストール。ようやく全体が正常に動くようになったのでした。

[xxxxx@localhost ~] sudo dnf install https://mirrors.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm https://mirrors.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm
[xxxxx@localhost ~] sudo dnf install akmod-nvidia

AMDならともかく、NvidiaのGeForceシリーズならデフォルトでカバーされているものとばかり思っていたのでこれは意外でした。もっともMintではそのままでOKでしたから、これはKDE特有の問題かもしれません。KDEの人はNvidiaが嫌いなのかな(笑)。

Videoカードの交換でドライバーが必要になったのは、2013年にAMDのカードに変えた時なので、9年ほど遭遇しなかった事態です。なのですっかり忘れてちょっと焦ったのでした。

3月21日追記

どうにも各ウィンドウの中身の表示がちらついたりして落ち着きません。Nvidiaの場合、cudaドライバーも入れないと駄目だとのことなのでインストール。
cudaってGPUで演算するための機構というイメージが強いので、別にいいかと思ったのでした。記事によっても「入れてもいいよ」から「入れないと問題が起きるかもね」まであっていろいろ。

[xxxxx@localhost mak]$ sudo dnf install xorg-x11-drv-nvidia-cuda
=====================================================================================================================
 パッケージ                       Arch           バージョン                  リポジトリー                      サイズ
=====================================================================================================================
インストール:
 xorg-x11-drv-nvidia-cuda         x86_64         3:510.47.03-1.fc35          rpmfusion-nonfree-updates         1.8 M
依存関係のインストール:
 nvidia-persistenced              x86_64         3:510.47.03-1.fc35          rpmfusion-nonfree-updates          34 k
 opencl-filesystem                noarch         1.0-14.fc35                 fedora                            7.4 k

トランザクションの概要
=====================================================================================================================
インストール  3 パッケージ

cudaを入れたところなんとなく落ち着いた感じ。まだ再起動していないので本当かどうかはわかりませんけど。

さらに追記

cuda入れても変わりは無し。なのでwaylandをあきらめてxorgにスイッチ。今のところ落ち着いている感じ。多少はパフォーマンスが落ちるんでしょうけど、安定がなにより第一!

Fedora35その4

大量のKDE5のアップデートが来ました。5.89->5.90なのですが、rebuildで問題発生。

当初kf5-kconfigのrebuildで余計なファイルであるlibKF5ConfigQml.so.なんとかが邪魔と怒られます。なのでspecファイルに余計な奴らを削除するように指示を追加して問題解決。
ところがその後、少なくないファイルのrebuildがfailで止まります。5.89のときは無かった現象なので何が起きたのかBuild Logを読んでみます。
すると…

CMake Error at /usr/lib64/cmake/KF5Config/KF5ConfigTargets.cmake:89 (message):
The imported target "KF5::ConfigQml" references the file
"/usr/lib64/libKF5ConfigQml.so.5.90.0"
but this file does not exist. Possible reasons include:

まさしく先程のkf5-kconfigのrebuildで消したファイルが無いと怒られています。
再びkf5-kconfigのspecファイルを変更してlibKF5ConfigQml.soとかなんとかをcoreファイルとdevelファイルに入るようにしてrebuildして再インストール。
そうしたら問題が解決したのでした。

  • kf5-kcompletion-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kconfigwidgets-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kcontacts-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kfilemetadata-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kglobalaccel-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-knotifications-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kservice-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kscreen-5.23.5-1.fc35.src.rpm
  • plasma-systemmonitor-5.23.5-1.fc35.src.rpm
  • plasma-workspace-5.23.5-1.fc35.src.rpm

以上がこの問題に引っかかっていたファイル。結構大物が含まれています。

おそらくはrebuildなんて酔狂なことをしなければ問題にはならなかったのでしょうけど、検証ってどうなっているのやら。Bugzillaに報告を上げたほうがよいのだろうか?

Fedora35その2

日を置いて再挑戦したところ全てがスムーズにいくようになりました。

結局はgrub2の問題だった模様。インストール時に入るバージョンは2.06-6なんですが、問題なく使えている現在は2.06-10。
実は途中で2.06-8ってのが有って、こついが悪さしていた模様です。実際に吹っ飛んだ時のアップデートリストに入っているのも2.06-8ですしね。

なにはともあれ無事にアップデート後に無事に再起動できるようになりました。34時代のデーターは書き戻したので、後は恒例の-o3祭りですね。相変わらず一進一退で現在残600余りと、まだ先は長そうです。

それはそうとして、gtk環境が支配するアプリケーションでは今のように日本語が入力できるのですが、KDE環境下だとibus自体が不調のようで入力不能に。

audacityなど日本語を使いたくなる場面が多いので、logでも読んで調べてみないと。

Fedora34

あれやこれやで惰性でボーっと過ごしていたら、Fedora34リリースの発表がありました。ちょうど休日だったので、これ幸いと更新作業開始。
Release NoteにあるUpgrade手順に従って問題なく終了です。32->33の時はいくつかのパッケージで問題が起きましたが、今回はそんなこともの無く至ってスムーズに進行していささか拍子抜け。時間はかかった様ですが、途中出かけていたので実際に要した時間は分かりません。

さて新しいシステムになって何が変わったのか相変わらずよくわかっていません。Xのベースが変わったとの話ですが、劇的にパフォーマンスが向上したと言う訳でもないので使っていてもよくわからないなぁと。
画面左下の電源OFF等のガジェットの出方が変わったのが、現在のところの気づきかな。

例によってReleaseと同時にUpdateパッケージが出ていますが、各FTPサイトの更新が間に合っていないようで、どこに行ってもsrpmが取り出せません。1日待てばmirror化が行きわたるかな。まぁ焦ってどうこうってことでは全くないのでゆっくりやっていきましょう。ちょうど連休期間に入ることだし。

rebuild時間

普段使いのFedora、まぁ実験的ディストリビューションなので頻繁に各モジュールの更新がかかります。で、最適化オプションを変更してできるだけ自前でrebuildするわけですが、昨日は大物が沢山来て大騒ぎ。firefox,libreoffice,thunderbirdとどれもソースrpmが500MB級で、ダウンロードだけでも時間がかかります。

実際のrebuildに要した時間はログによれば、
firefox-85.0-5.fc33 started at 2021年  1月 30日 土曜日 18:43:49 JST
libreoffice-7.0.4.2-7.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 03:18:44 JST
ninja-build-1.10.2-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:31:32 JST
p11-kit-0.23.22-2.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:15 JST
qpid-proton-0.33.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:55 JST
samba-4.13.4-0.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:39:57 JST
sddm-0.19.0-5.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:51:52 JST
thunderbird-78.7.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:52:38 JST
zziplib-0.13.71-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 08:59:44 JST
ざっとこんな塩梅。
以前はlibreofficeを処理するのに12時間くらいかかっていたので随分早くなったものですが、firefoxが異様に時間がかかるようになってきました。

今回の記録でも18:43に始まって03:18に終了なので8.5時間… Thunderbirdが2時間、Libreofficeでも2.5時間なのでなんともはや。何がそんなに難しいのかな。

SSD導入

通販屋からのメールで960GBのSSDが特価になっていたので、早速注文。消費税が上がる前だったので、総額7800円で購入できました。1GBあたり10円切っていますので随分安くなったものです。

960GB SSD
激安SSD

職場のPCへ入れようと考えたのですが、960Gだとちょっと不足なので自宅PCへ。LinuxをSSDへ載せようという訳です。
もともと1.5TBの領域を使用していたのでclone化ツールだと面倒そうなのでパス。まぁFedoraなんで新規に入れるのも手間ではありませんので、HDDとSSDとでケーブルを付け替えてSSDへ新規にインストール。一通り設定が終わった所で、HDDから必要な部分(homeディレクトリの中身とか、rpmのrebuildに使ってるディレクトリの中身など)を書き戻して、再起動。

例によってなにかが気に障ったようでGUIモードで起動しなくなりましたが、コマンドモードを起動してあれこれ処置して再起動。今度は無事にGUIも立ち上がりました。
ちょっとメーラーの設定で悶着が有ったのですが、新しいやつを入れたり古いやつに戻したりしているうちに最新版で起動できるようになって一段落といったところ。
あとはrpmのrebuildをやってみて不足ツールやファイルを追加していけば元に戻る感じです。

それにしても全体に早くなりました。なによりHDDのシーク音(例のシャラシャラ言う音)が無くなってとても静か。
これでHDDがBusyになって全体が反応無しになってしまう状態が少しは減ってくれると良いな。