Fedora31

半年で更新が売りのFedora。お約束通り31が公開されました。
今回は不思議とupgrade toolだけであっけなく移行完了。エラーも出ないし、全体の雰囲気もそのままなので、どこが変わったのかはよくわからないと言うのが実情。

しかし、とうとうPythonの2.x系が廃止され3.x系に移行したことで、いくつかのツールがエラーを吐くようになってしまいました。
エラーメッセージを頼りに修正してなんとかクリア。一番参ったのがインデントをつけるのにTABとSPACEが混在していたのが認められなくなったこと。見た目が一緒なので、この問題の修正にはちょっと手間取りました。それにしてもPythonっていろんなところでツール作りに使われているのでこの先混乱が大きくなりそうだな。

PHPでもそうだったけど、ここまで後方互換性の無いアップデートを短い期間でやられるとついていくと言うか、メンテンナンスが大変だよな。

超大数

数学者の遊びと言ったらリンチされそうですが、3つの整数の3乗の和が2桁の整数となる組み合わせ中、結果が42になる組み合わせがようやく発見され0〜99まで全てが解決したとか。
整数論って簡単に解けそうで解けない難問が沢山有って興味深いジャンルでも有ります。

数値そのものはすでに発表されていますが、17桁にも及ぶ大きな値で。本当にそうなのかと試してみようと思いましたが、Windows系だとどれも最大でも64bitしか精度がないので桁不足。Intelの10進化演算ライブラリだと桁的には満足なんだけど探し方が悪いせいか入手方法が不明。

とりあえず、linuxのgcc上のquadmathで試してみるかな。

しつこいフィッシングメール

ここ数か月の間、だいたい1日に2,3通のペースでフィッシングメールが届きます。
名乗っている組織は、Apple,Amazonが双璧。その他ではLINE,三菱UFJ銀行、JCBなど。さらに最近ではMicrosoft(OfficeのIDがどうたら)も現れて鬱陶しいこと夥しい。

フィッシングメール
フィッシングメールの例

ごく一部を除き、利用していないサービスばかりなので実害は出ませんけど実に鬱陶しいです。しかもいままでSpamとは殆ど無縁だったアカウントに届くのでなおのこと。

殆どがBotネットワークからの自動送信なので撲滅は困難なのでしょうがどうにかして欲しいですね。

今どきのコンパクトカー

所用で出かけたので、現地の足として以前より興味の有ったこの車をレンタル。

NOTE e-Power
レンタカー

日産のNote E-Powerというシリーズハイブリッド車、平たく言えばガソリンエンジンで発電して、その電気でモーターを駆動するという仕掛け。トヨタやホンダの既存のパラレルハイブリッドとは異なるしかけです。



いきなりの試練はギアセレクターと言うかコマンドボタンと言うか、とにかく車に対して前へ行くのか後ろに行くのかを指示するためのセレクターが有るのですが、前に行くためには「後ろへ」倒す操作が、後ろに行くためには「前へ」倒す操作が必要。直感と反しているので、2日間で約8時間以上運転していましたが、最後まで混乱してました。
一般的なATセレクターだとP-R-N-Dとなっているので、Nを起点とすれば後ろに行くには前側へ前に行くには後側へ倒すことになりますが、普通はNを起点には考えません。
さらにこのセレクターは位置を保持しないので、一回の操作でどっち側になったのかをメーター内の表示で確かめる必要があります。プリウスのセレクターもメーターを見ないと現在どちらへ進む設定になっているのかわからないとありますので、この手の「先進的」車に乗るときには慎重に操作しなければなりません。

注目の燃費ですが、そこそこ流れの良い道路を20km程度走った所では21km/l程度。しかし信号の多い街中でちょい乗り的な走り方をすると、たちまち8km/l程度まで悪化し、とても極端です。この辺は最近の低燃費車と同じくで、なるべく止まらない状態でスロットルをON/OFFさせて、できればスロットオフで慣性で走っている状態を多く作ることでガソリンの消費を抑えようという発想ですね。そんな状態を作ってやったことで最終的には31km/lまで伸ばせましたが、これは信号が10kmに一回程度しか出てこず、前後にも車が居ないので50km/hを保って走しらせられたから出せた数値です。

とまぁ駆動システムと燃費に目が行ってしまいましたが、普通に車としてみると値段の割には非常に安っぽい内装や今だにハロゲンランプを使っているヘッドライトなど残念な部分が多々出てきます。
モーターですので、出足の太いトルクは運転しやすくて良いのですが、ステアリングインフォメーションの全然無いハンドルにはかなり疑問。ブレーキは某トヨタとは違い、踏めばその分効くという当たり前の設定でこちらには違和感は無し。

次の車候補の一台と考えていましたが、「この内容だとちよっとね」という訳でそれなりに有意義な試乗(?)でした。

増税

据え置き(軽減)税率

あちらこちらからの怨嗟や警告、侮蔑の声を遮るようにして消費税が10%へ変更されました。しかし、景気対策とかで据え置き税率やらポイント還元やらで複雑怪奇なことに。

期間限定とは言え、税率は3,5,6,8,10%と5種類の税率があって訳が判りません。画像のレシートの場合は本則10%の所、軽減据え置き税率対象なので8%。さらにキャシュレス決済で2%の還元があるので結局の税率は6%。ここのように金額還元の場合は分かりやすいですが、「後日ポイント」で奴だと、本当に割り引かれているのか不安になります。

それにしてもこうやって戻すくらいなら、最初から変えなきゃ良いのにな。なんか頭の悪いやり方だ。

SSD導入

通販屋からのメールで960GBのSSDが特価になっていたので、早速注文。消費税が上がる前だったので、総額7800円で購入できました。1GBあたり10円切っていますので随分安くなったものです。

960GB SSD
激安SSD

職場のPCへ入れようと考えたのですが、960Gだとちょっと不足なので自宅PCへ。LinuxをSSDへ載せようという訳です。
もともと1.5TBの領域を使用していたのでclone化ツールだと面倒そうなのでパス。まぁFedoraなんで新規に入れるのも手間ではありませんので、HDDとSSDとでケーブルを付け替えてSSDへ新規にインストール。一通り設定が終わった所で、HDDから必要な部分(homeディレクトリの中身とか、rpmのrebuildに使ってるディレクトリの中身など)を書き戻して、再起動。

例によってなにかが気に障ったようでGUIモードで起動しなくなりましたが、コマンドモードを起動してあれこれ処置して再起動。今度は無事にGUIも立ち上がりました。
ちょっとメーラーの設定で悶着が有ったのですが、新しいやつを入れたり古いやつに戻したりしているうちに最新版で起動できるようになって一段落といったところ。
あとはrpmのrebuildをやってみて不足ツールやファイルを追加していけば元に戻る感じです。

それにしても全体に早くなりました。なによりHDDのシーク音(例のシャラシャラ言う音)が無くなってとても静か。
これでHDDがBusyになって全体が反応無しになってしまう状態が少しは減ってくれると良いな。

模様替え

NEW-DESK

今まで使用してきた机はたぶん私よりも年上です。で、何度かの引っ越しであちこちにダメージが出てきました。中でも横方向の補強兼足置きが折れてしまったのが致命傷となり、引き出しの有る袖部分が開いた状態になってしまいました。これが住宅だとすると、災害後の判定で「半壊・居住不可」の判定が出るような状態です。見た目にもだいぶ歪になってるのが判るようになって来ました。

さすがに崩れてしまってはたまりませんので、新しい机を調達。プロ用のビジネスデスクという触れ込みの製品で、非常にシンプル。幅もたっぷりしています。
が、貧乏に飼いならされてしまっているのでこんなに広いスペースをどう使ってよいか迷っているのも事実。輸入品なので、国産品よりも天面が高く取れるので使い勝手も良いので、まぁボチボチ使っていきますか。

なんたらペイ

世の中キャッシュレスとか言ってなんたらペイという響きの良くない言葉が飛び交いつつあります。
「ペイ」って「ポイ」に近い感じでポイポイ捨てちまうイメージが湧いてきて好きにはなれません。とは言え、支払額に応じてキャッシュパックなどと聞かされると、放っておくのも気分が悪いので使えるようにするべくゴソゴソ。

今まででもクレジットカードと交通系ICカードを利用していて、現金で支払っているのは現金しか受け付けない一部のスーパーと飲食店くらいなのですが、手元にあった某コンビニグループのポイントカードと言うかプリペイドカードがQuickPayとかいうものに対応しているので、こいつにクレジットカードの紐付けをします。これでこのカードで支払いすればポイント還元のご利益が受けられる訳ですが、手続きが問題。

‘Quick’payなんですけど、手続きは超slow… Webから申し込んで完了まで約7日で、しかも結果は郵送ってどうなってんのかな。
例の「担当者起案」->「担当の印」->「係長の印」->「課長の印」->「部長の印」->「課長の確認印」->「係長の確認印」->「担当の確認印」->「発送係へ移送」
でまた「発送担当の印」->… と始まるのだろうか。

それにしてもこの「消費増税対策」って「朝三暮四」の典型例だけどこれに喜ぶ奴ってどのくらいいるんだろうか? 国全体の劣化はもう後戻りできないレベルに達したかも…

KiCAD 5.1.4日本語フォント対応その5

本家から持ってきたパッケージだと異常が起きないことが分かりましたので、私製パッケージには問題が有るようです。が、使わない機能だし、めんどうなので次のバージョンが出るまではこのままとします。
と言うのもの1回リビルドするのに5時間程度必要で、手軽にあちこち変更って気分にはならないんですな。64bit版だけの生成にしておけば半分で済むのでしょうけど。次のバージョンからは64bit版のみにしよう。

その前に図面のテンプレートの整備や独自のパーツライブラリの作成などやらなきゃならないことは多数なので、こちらを優先して進めましょう。

KiCAD 5.1.4日本語フォント対応その4

あれこれ継ぎ接ぎして出来上がったパッケージ。インストールしなおしましたが特に前の時と挙動が違うようには見えません。インストール自体も特に変わったことも起きなかったので、やはり気のせいってことで良かったのかな。

2019/9/6追記:
PCBエディターで自動配置を試みたら落ちました。本家からインストールパッケージを取ってきて試してみなくては…

KiCADはPythonを全面的に利用しているけど、PythonはVer2とVer3とでせめぎあいになっていて、各種ライブラリなんかもPython2-xxxとPython3-xxxと有る始末でとても困る。
もっともこの問題はFedoraでも今だにPython2を捨てられていないので、他所では当分の間Python2が使われ続けるのだろうな。

それはともかくとして、フォント自体をハードコーディングせずに別付けファイルの形にしてくれれば、なんの苦労もないのだけど、開発者グループにはそうする気が無いようなので当分はこの騒ぎが続きそうだな。

そもそもKiCADは基板を設計したいから始まったプロジェクトなので基本はPCB Editor。で、ここでストローク系 Font以外からガーバーデーターに変換するのが面倒だってのがどうも開発者グループの共通認識のようで、他フォントを使いたければInkscapeあたりでベクトルデーターに変換してくれって意見と共にInkscapeからデーターを持ってくるドライバまで提供されています。基板上のロゴだとか注意書き(?)なら、そんな方法でもいいでしょうけど、回路図ではそんなんじゃやってられません。あっ、図面に関わる人全部が英語に堪能なら問題は起きませんがね。