KiCAD V6その4

どうにか時間が取れたので、本体のbuild開始。30分くらいで終わった気がします。

今回、VSでProjectを開くのにドキュメントと違う方法試したところドはまり。cmakesettings.jsonにswig.exeとpython.exeのありかを書いておけば、特に何も追加指定せずに実行できるはずと、あれこれやりましたがエラーが取れなくて一旦中止。cmakesettings.jsonの書式を勉強しないとだめですね…

今度はドキュメント通りにprojectを開き、ドキュメントにある通りにswig.exeとpython.exeの在処を書き込んでビルド開始。ビルドオプションは生成するオブジェクト毎に分かれています。x86-debug,x86-release,x64-debug,x64-release,MSYS2-x64-debugとあるのですが、x86とMSYS2は使用しないのでx86の2つにだけ追加。

出来上がったのはよいのだけど、何このバージョン表記。またnightlyからソースを引っ張ってきてしまったようだ… 進歩無いな。もう一度6.01のソースをとってくるところからやり直さなきゃ。

KiCAD V6その3

いろいろ情報を漁っていたところ、文字コードをUTF8にするオプションが有ることを発見。コントールパネルの「時計と地域」→「地域」→(管理タブ)と辿っていくとUnicode対応というチェックがあります。ベータと書いてあるのが気になりますが、デフォルトで用意されているのだからと、チェックを入れて再起動。再度vcpkgの作成に挑戦します。

文字コード変更

その結果は大成功で、止まることなく進行していきます。嬉しいことにネイティブ環境なので、当たり前ですがVM環境下より早い。途中でlibiconvだったかがエラーになっていたのだけど、全体として停止せずに進んでいるので必要無いってことなんだろうか? これは後でどう影響するか気になります。まぁ実行する前にもう一度構築してみますかね。

さてVM環境下ではかなりの時間を要したvcpkgの構築、どの程度で終わるのか楽しみだ。

16:55追記

外出から戻ってきたら終わってました。所要時間は2.8hとのことですから2時間50分ほど。VMの時は7時間以上だったので大幅短縮です。buildもこの調子だと嬉しいな。

2月13日追記

vcpkgが更新されていたので、gitで取り直して更新。途中sqlite3の処理でエラーになったけど、再度実行したら止まることなく実行中。なんだったかな?

KiCAD V6その2

メインフィールドであるFedoraにRawideではありますが、正式に6.0が来たのでソースをチェック。いつもの所にお馴染みのnewstroke_font.cppを発見。ならばと早速ファイルを入れ替えてrebuild。結果は予想通りで、全部の文字を確認したわけではありませんが、ざっと見た範囲では幅の問題が解決しています。

と言うことは、Windows側でもまだRebuildはやる価値ありということで、再びがさごそ。
しかしMsys利用のWinbuilderは対応が5.12で止まっています。PKGBUILDの中身をいじれば良いのでしょうが、正規に提供していないということは何か問題があるんだろうと思わせます。

ならば丁度よいと思い英語環境のユーザーを追加してVisual Studio利用での作成に挑戦。
しかし、vcpkgの処理中にwxPythonの文字コード問題が発生してエラー停止。CP1251でも結果は一緒です。
普通に日本語環境で試した時と同じ結果で、使用言語を英語にしただけではベースの文字コードが変わらないので問題は解決しない模様なんだけど、全体の文字コードベースをUTF8にする方法が有るらしいので、いったんそちらを試してみますか。

それにしてもこのsh●tなパッケージを使い続けている理由が分からないなぁ。ベースのpythonでもV2からV3への移行で大問題が発生しているので個人的には関わりたくない言語です。とは言え人気が有り、高校の情報の授業でのプログラミングの題材として利用されていのをよく見かけますので、とっつきやすいんでしょうかね。

と言うわけで、またMSから英語版Windows11の開発環境イメージを落としてきてそちらの環境で試してみましょう。

Fedora35その4

大量のKDE5のアップデートが来ました。5.89->5.90なのですが、rebuildで問題発生。

当初kf5-kconfigのrebuildで余計なファイルであるlibKF5ConfigQml.so.なんとかが邪魔と怒られます。なのでspecファイルに余計な奴らを削除するように指示を追加して問題解決。
ところがその後、少なくないファイルのrebuildがfailで止まります。5.89のときは無かった現象なので何が起きたのかBuild Logを読んでみます。
すると…

CMake Error at /usr/lib64/cmake/KF5Config/KF5ConfigTargets.cmake:89 (message):
The imported target "KF5::ConfigQml" references the file
"/usr/lib64/libKF5ConfigQml.so.5.90.0"
but this file does not exist. Possible reasons include:

まさしく先程のkf5-kconfigのrebuildで消したファイルが無いと怒られています。
再びkf5-kconfigのspecファイルを変更してlibKF5ConfigQml.soとかなんとかをcoreファイルとdevelファイルに入るようにしてrebuildして再インストール。
そうしたら問題が解決したのでした。

  • kf5-kcompletion-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kconfigwidgets-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kcontacts-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kfilemetadata-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kglobalaccel-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-knotifications-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kf5-kservice-5.90.0-1.fc35.src.rpm
  • kscreen-5.23.5-1.fc35.src.rpm
  • plasma-systemmonitor-5.23.5-1.fc35.src.rpm
  • plasma-workspace-5.23.5-1.fc35.src.rpm

以上がこの問題に引っかかっていたファイル。結構大物が含まれています。

おそらくはrebuildなんて酔狂なことをしなければ問題にはならなかったのでしょうけど、検証ってどうなっているのやら。Bugzillaに報告を上げたほうがよいのだろうか?