KiCAD5.1.9 PKGBUILDその2

前回何もせずに実行したら変な感じに完了してました。が、よく見るとバージョンがr20783.d70cebcd62で、違和感だらけ。

よくよく見たらこれはNightly Buildって奴で、目的のものとは違います。

いくつか並んでいるPKGBUILDファイルの中身をチェックしてPKGBUILD-STABLEが5.1.9を生成するためのファイルと確認しました。なので、もともと有ったPKGBUILDファイルをPKGBUILD.nightlyに変更し、PKGBUILD-STABLEをコピーしてPKGBUILDにリネームして再度make_x86_64.batを実行。

途中経過ですが、5.1.9のソースを引っ張ってきているのでどうやらこちらが正解の模様。始まるまでの段取りに時間がかかってるので、その隙に手動でnewstroke_font.cppをコピーして始まるのを待ちます。もしこれ日本語フォントが使えるようになっていれば結果オーライなんですが、どうなりますことやら。

KiCAD5.1.9 PKGBUILD

少し時間が空いてしまったけど、とりあえずパッケージの作成に再挑戦。

PKGBUILD関係のファイルの置き場所がgithubからgitlabに移動しているので、そちら側から最新のwindows関係を取り出し。場所はhttps://gitlab.com/kicad/packaging/kicad-win-builderとなります。

例によってcmakeをインストールしてパッケージ生成に必要となる処理系やライブラリなんかのダウンロード開始。cmakeのインストール時にpathを追加するのオプションが出ますので、追加を忘れないようにすると後々楽です。またmsys2なんかも新たにインストールされますので、pkgbuildをするつもりの人は、最初からこちらの手順で進める方が無駄が無くてよいでしょう。

どうせ一発では通らないだろうと思ったので、とりあえずmake_x86_64.batを実行。あれこれ大量にダウンロード&インストールされます。
で、しっかりお約束のエラーで停止。一発目は各種更新を有効化するための自爆でした。
なので、再度make_x86_64.batを実行。またしてもなにやら更新を取り出しているので、もう少し行ったり来たりしそうな感じ。

まだmakefileにfontの入れ替え指示なんかも追加していないので、まだまだ先は長いぞっと。
まぁゆっくり楽しみましょう。

2/7 16:20追記

ログによると13:11には作業終了の模様。ただし、何かが不足していて最終のパッケージ生成には至らなかったとか。

==> 作成完了: mingw-w64-x86_64-kicad-git r20783.d70cebcd62-1 (2021年02月07日 13時11分34秒)
=> WARNING: You don't have the required toolchain installed for mingw32.
=> WARNING: To install it run: 'pacman -S -mingw-w64-i686-toolchain'
==> エラー: Cannot find the strip binary required for object file stripping.

ということで、msysのコンソールからpacman -S -mingw-w64-i686-toolchainとやるとエラー。-mingw64云々ってオプションは知らんよと。はてと思いpacmanの説明を読んだら、どうも2個目の-は不要の模様。
pacman -S mingw-w64-i686-toolchainとやったら無事にあれこれが入りました。が、これだとi686だけだよなと気になったので、念のためにpacman -S -mingw-w64-x86_64-toolchainも実行します。

あとは再度makeの実施。さてどうなるかな。

2/7 21:00追記
今度は無事に終了しましたが、完成物がどこにあるのか見当たらない(笑)。まぁ特に何かしなくてもパッケージが生成されることが分かったので良しとしましょう。
次はfontファイルの入れ替えをして日本語フォント対応パッケージを生成しなくては。
これが本番だからね。

rebuild時間

普段使いのFedora、まぁ実験的ディストリビューションなので頻繁に各モジュールの更新がかかります。で、最適化オプションを変更してできるだけ自前でrebuildするわけですが、昨日は大物が沢山来て大騒ぎ。firefox,libreoffice,thunderbirdとどれもソースrpmが500MB級で、ダウンロードだけでも時間がかかります。

実際のrebuildに要した時間はログによれば、
firefox-85.0-5.fc33 started at 2021年  1月 30日 土曜日 18:43:49 JST
libreoffice-7.0.4.2-7.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 03:18:44 JST
ninja-build-1.10.2-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:31:32 JST
p11-kit-0.23.22-2.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:15 JST
qpid-proton-0.33.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:32:55 JST
samba-4.13.4-0.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:39:57 JST
sddm-0.19.0-5.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:51:52 JST
thunderbird-78.7.0-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 06:52:38 JST
zziplib-0.13.71-1.fc33 started at 2021年  1月 31日 日曜日 08:59:44 JST
ざっとこんな塩梅。
以前はlibreofficeを処理するのに12時間くらいかかっていたので随分早くなったものですが、firefoxが異様に時間がかかるようになってきました。

今回の記録でも18:43に始まって03:18に終了なので8.5時間… Thunderbirdが2時間、Libreofficeでも2.5時間なのでなんともはや。何がそんなに難しいのかな。

Kicad 5.1.9日本語フォント対応その2

思った通りに環境構築でドタバタ。今回躓いたのはvcpkgのインストールした後のパッケージ追加と、結局はMingw64の環境が必要なので、MSYS2を追加でインストールしたこと。
他は特になんだという事もなく、Kicadのホームページにある情報通りに進めた結果、Visual Studioからビルド成功。無事にバイナリを生成できました。

makeファイルの記述(先頭の20行くらいが問題)を正しく書いていればVSでソース一式を展開したフォルダーを開いてcmakeの事前処理中にエラーが出ることも無くなります。逆に言うとフォルダーを開いた時点でエラーが出ているようだと先には進めません。各種のPATHを正しく書くだけの事なので、さほど難しい作業ではありません。
ここまで来れば、あとはただ待つだけ。

しかしやり方がまずかったのか、インストールパッケージは作ってくれないので、単に各種のバイナリが出来上がっただけで、そのまま起動しようしてもあれこれのdllが無いと怒られてしまいます。

テスト用にKicadのWindows用パッケージをインストールして、中身のバイナリを上書きしてやって、目的の日本語フォントが使用できる状態になったことを確認しましたが、今一歩。無駄ですよね。

せっかくMSYS2をインストールしたことだしと、MSYS2から生成してみましたがこちらも同じ状態です。
同じmakeファイルからだから同じ結果になるのは当たり前ですが…

インストールパッケージ生成に関する資料が見当たらないので、もう少し探ってみますか。5.1.4の頃とやり方がだいぶ違っているようなので、新しい資料が有るはずなんだよね。

Kicad 5.1.9日本語フォント対応

気が付くと新しい版が出ていました。Fedora向けのパッケージはいつものようにあっというまに生成してインストール済み。

Windows版については私自身が使用には難ありと判断したので、更新はしていませんでしたが、久しぶりに本家を見に行ったらVisual Studioに対応とか。

MSYS2で環境作るよりは簡単かなと思い(単細胞だね….)、環境構築開始。しかしもともとWindowsマシンにする気のなかった手元PCはストレージに難ありです。
OSインストール用に128GのSSDがついてきているのですが、今どき128Gではとても心細い。VSにしても結構容量要るし、kiCadのソースを展開してビルドするにも最低4,50GBが必要となりそうです。なによりまともに使うためのメーラーのセットアップやVSのセットアップもあるので、もう少し容量が欲しいところ。

それならばと散歩の途中にあるPC-Depotを覗いたら新年特別価格で1TBのSSDが10K円だったので、即座に入手。相場よりは少し高い気がしましたが、Samsungの860EVOなんでまぁ良いかと。960EVOだったらより良いのですが、このPCのスペックでは宝の持ち腐れです。
ついでに言うとDDR4-2666の16GBセットが10k円ってのも目を引きましたが、使うPCがないので購入はしませんでした。

毎度問題になるClone化ですが、メーカーが提供しているのでそれをありがたく利用させていただいて手間もかからずに解決。

やはりSSDは早くていいですね。って職場のPCも何らかの手当してやらないと…

と言う訳で、今週は環境構築で時間切れ。実際のビルド作業は週末の3連休で処理しましょう


Fx選考その3

少し環境が変わりそうなのと、AMDから新しいシリーズが出そうなので、決定は先送り中。どうせ買うなら最新式が良いよね。

とは思ったのだけど、もう一度冷静になってみる。

現在のメインPCのCPUはi7-4770。4コア8スレッド。7年経った現時点でそこそこ安いCPUはi5-10400なんだけど、こちらは6コア12スレッド。
と言うことは、無理に現時点での最高峰を狙う必要もないかなと思う訳です。CPU単体のベンチマークの数値で見てもi5-10400が6600程度に対してi7-4770は4200程度なので約1.5倍の向上。もちろんi7-10700だと9000程度なので倍の能力ということになりますが、価格差は4.5万円。すこし差が開き過ぎに思えます。

現状では複雑な構造計算だとか数値シミュレーションを行う訳では無いので、CPUの速度的には今でも遅いと思ったことは有りません。
それよりも何よりもストレージ系が遅くて話にならないと言うのが事の発端なので、CPUのグレードを落として、その分SSDの容量増に回した方が幸せになれる気がしてきたのでした。

いろいろとBTO各社を見ているけど、なにかパッとしない… ちょっとした追加更新がすごく高くつくのでどうしたものかな。やはり昔ながらの完全自作かな。

Googleのサービス

様々なサービスを提供しているGoogle。ですが別に慈善事業で各種サービスを提供しているわけではないので、結構なサービスが打ち切られてしまい使用できなくなります。
最近だとGoogle+。結構緩い感じのSNSで気に入っていたのですが、思ったほどに儲からないという理由であえなく打ち切りです。

これは有料サービスでも同じことで、近々音楽提供サービスのGoogle Play MusicがYoutube Musicへ移行が決定となりました。私自身はBGMとして聞いているのが殆どなので動画は全く必要ない。というかむしろ無駄に帯域を食う邪魔者でしかありません。

そもそもGoogle Play Musicのサブスクリプション版に参加したのは、近い将来Youtube Premiumと統合されれるという噂話があったからで、たまに見る動画の頭や途中に入ってくるCMが無くなるならと思ったからなのですね。
今回の発表だとそうじゃなくて新しいサービスを立ち上げでそちらに統合するという話….

「○○のラジオ」といった似た傾向の曲を流してくれるサービスなどは便利に使ってましたが、この機能も無くなる模様で 不便になりそう。200円高くなるけどSpotifyに移行するかな。

裏技?

とあるダウンロード系の有料ユーティリティーを使用しています。しばらくはVer.8で停滞していたのですが、気が付くといつの間にかVer.10となっています。

しかし、ユーザー優待価格はVer.9->Ver.10の時のみとのことで、まるまる定価を支払わねばならない模様。Ver.8だと少し問題があるので、更新したいと思ったのですが、そこまで払うに値するかと考えちゃう価格です。

で、未練がましく提供元のホームページを見ていたら、まだVer.9の提供があり、しかもVer.8->Ver.9の優待販売も残っています。これを利用しない手はないと思い、すぐに手続き。無事に定価の1/4ほどでVer.9になりました。
もう一段Ver.9->Ver.10が同価格であるのですが、とりあえずVer.9でしばらく行ってみましょう。

SDRその2

SDR2
受信中

アンテナどうしようと考えて、ホームセンターに行ってみましたが、向かったお店を間違えていたようで、TV関係のバーツが無いお店…。
どうしたものかと、もう一度部屋を見回してみた所、ミニコンポのアンテナ入力がFコネクタであることを発見。FM帯域用ではありますがアンテナも有ったので、そのまま取り外してきてドングルのアンテナ端子に接続。

やはりちゃんとしたアンテナとなったので、いろいろな電波を拾ってくれます。
上の画像はAM放送のサイマル放送分を受信しているところ。ノイズレスで快適です。また、隣の91.6MHzの山も見えています。
この状態だと、79.5MHzも84.7MHzも受信できます。ただ、設定のせいなのかオバケ(ゴースト)が多数あってなんか変。

エアバンドに移動して、128.4に合わせるとちゃんとRJTYのATISも入ってきました。ただし、細かく調整してみるとどうも4kHzほど下にずれている感じで、128.404MHzに合わせると良い感じです。

144MHzや430MHzを聞いてみましたが、全然聞こえません。うーーん、アマチュア無線って絶滅したかな?

久しぶりにSDR

片づけをしていたらRTL2832を使用したワンセグレシーバーが出てきました。以前にSDRを試すために購入してそのままになっていたものです。

SDR#操作画面

ひょっこり変な所から出て来たので、まだ生きているのかを調べるためにSDRをインストールしてチェック。ちゃんと生きてました。
ただし、アンテナが無いのでとりあえず光TVのアウトプットに接続したので、サポートしている帯域しか入りません。

一応FM放送のエリアはカバーしているのですが、どうも妙。隣県のFM局はぜんぜん入りません。どうも元から送出していない感じ。AM放送のサイマル放送帯域も反応無。なので、この状態では実用性はほぼ0。
と思ったのですが、しばらく放っておいたら、該当周波数に山を発見。合わせてみたらなんとか受信できましたが、かなりのノイズ。RSコードで言えば44くらいだなぁ。

どうもFM帯域をカバーはがせっぼい。ケーブルがアンテナになっているような気がするな… アンテナコネクタはFコネクタなので、変換を用意してアンテナをつないでみます。ただ、今のご時世ホームセンターには行き辛いよな。


しかし、この画面からもわかるようにノイズフロアが-25dB程度なのに本放送は-10dBなので、かなり感度はよろしくないな。またWide-FMしか聞いていないので、表示されている周波数がどのくらいずれているのかも不明。まぁこれはRJTYのATISあたりを聞いてみればはっきりするかな。

それにしても、既に時代遅れになっている感じでソフトは2015年のリリースのままになっています。探し方が悪いのかもしれませんけどね。

追記:
SDRに関する記事を探したら、2013年4月15日の記事がヒットしました。いやはやもう7年も経ってましたか。何もしてないから進歩が無いな。反省….