Fedora35その3

bootの問題が解決したし、日本語入力の問題もほぼ解決したようなので、-o3化を進めていきます。
その過程で出てきた新しい問題が、

doxygen: symbol lookup error: /lib64/libclang-cpp.so.13: undefined symbol: _ZNSt7__cxx1112basic_stringIcSt11char_traitsIcESaIcEE8_M_eraseEmm, version LLVM_13

なにやらわけのわからない名前のシンボルが見当たらないと苦情が出ます。
この問題は結構な数のモジュールで発生している模様なので解決しないとなりません。調べてみると2017年頃にGCCのバージョンが変わったことで一時発生していたようですが、ここ最近は話題になっていない模様。

もう一度エラーログを見直すと、libclang-cpp.so.13に有るはずのものが見当たらないのが問題だと言われてます。そう言えばclang自体も早々に-o3化を済ませていたのでしたが、もしかしてと思いdnfを利用してclang-libs.x86_64をインストールし直したところ問題解決!。

結局のところこの問題のシンボルは空のエントリかなにかで、-o3の時に「無駄だから削除」となったのでしょう。-o3の意外な副作用でびっくりさせられましたが、他にも起きているかもしれません。改めて問題が起きたらその時に考えましょう。

この問題が解決した後はスムーズに進行。CPUが同じ第4世代とは言え、i5からi7になったことと、メモリーが8Gから16Gになったことでリビルドにかかる時間も25%ほど短縮されたようです。
firefoxが2.5時間、thunderbirdが1.5時間、Kicadも1.5時間くらいですから、このくらいなら待てますね。ちなみに33時代のfirefoxはリビルドに8時間かかってましたが、あれは何だったのかな。

残る常用する大物はlibreofficeだけど、関係モジュールが多数なので準備が面倒。まぁこの週末に退治しますか。

Fedora35その2

日を置いて再挑戦したところ全てがスムーズにいくようになりました。

結局はgrub2の問題だった模様。インストール時に入るバージョンは2.06-6なんですが、問題なく使えている現在は2.06-10。
実は途中で2.06-8ってのが有って、こついが悪さしていた模様です。実際に吹っ飛んだ時のアップデートリストに入っているのも2.06-8ですしね。

なにはともあれ無事にアップデート後に無事に再起動できるようになりました。34時代のデーターは書き戻したので、後は恒例の-o3祭りですね。相変わらず一進一退で現在残600余りと、まだ先は長そうです。

それはそうとして、gtk環境が支配するアプリケーションでは今のように日本語が入力できるのですが、KDE環境下だとibus自体が不調のようで入力不能に。

audacityなど日本語を使いたくなる場面が多いので、logでも読んで調べてみないと。

Fedora35苦戦中

Kicadの方が一段落したので、本当の目的であるFedoraの環境構築。それが今回はとても手強い。いままでの環境との違いと言えば、いままではBIOS経由だったのが、今回からはUEFI経由のBootとなったくらいのはずなんですが、謎の現象が起きていて全く落ち着きません。

インストール自体はUSBメモリースティックにインストーラーパッケージを入れてやってそこから起動するだけのことで、難しいことはありません。ものの20分もあれば終わるくらいのお手軽なもの。

ところが、Fedora恒例のインストール後のUpdateをかけるとあっという間に起動不能となります。「Boot Sector not found…」てなメッセージが出るのでどうにもなりません。

一番最初は画面が一面「水色」となる現象が出たので、ビデオカードの不調で吹っ飛んでドライブがこけたのかと思ったのですが、どうも違う様子。だいたい同じハード構成のWindowsはクリーンインストール後は実に安定しているので、ハード系の問題では無いはず。
ドライブの構成の問題かと思い、完全手動構成、完全自動構成、LVM使用の自動構成といろいろと試しましたが、どの構成でもUpdate終了後の再起動ができなくなる事にはには変わりなく、しかもネット上にもほとんど情報がなくて大弱り。

謎なので、VM上にインストールしてupdateしてみましたが、全く問題が発生しません。

起動系をいじくるのはgrub2しか無いのでgrub2の更新をせずに他を更新した場合にどうなるのか試してみましょう。