Kicad 5.1.12再挑戦その3

vcpkgの作成で結局7時間ほどがかかりました。その後のビルド作業中にglewとdoxygenが無いと苦情が出たので都度追加。結局このビルドの為にインストールしたのは、

  • cmake
  • git
  • vcpkg(オリジナルではなく、kicad用として提供されているものが必要)
  • swigwin
  • glew
  • doxygen

Visual Studio2019の機能としてcmakeとgitは含まれている感じなので、あえてインストールしておく必要は無かったかもしれませんが、vcpkgやKicadのソースの取り出しに使用したので、VSとは別に入れておいた方が良い気がします。

さて、警告は多数出たのですが、Build自体は2.5時間ほどで無事終了です。本体より環境構築の方が時間がかかっているのは癪なんですけどね。

相変わらずインストール用パッケージが生成されていないのは謎というか、反省点なのですが、まぁ需要が全くない自己満足ビルドなのでこれでOKかな。と言いたいところですが、元がWinbuilderと言っている以上インスートラーパッケージまで生成してくれないと不満が残ります。ビルドログに何か残っているかもしれませんね。

PCB sample

さて次はVM上の英語版Windowsではなく、英語環境として追加したユーザーアカウントで試したら何が起きるのかを確かめないと。

Kicad 5.1.12再挑戦その2

MSの開発用ライブラリから期間限定使用のWindows11の環境をダウンロード。VMplayerをインストールしてさっそく使用開始。

起動した画面はあちこちにあるサンプル通りの画像です。(左上になんか出てますが、そこはご愛敬ってことで)

開発テスト用ってことで最初からVS2019が入っているので、必要なのはcmakeなどのCLI系C++の開発ツール群をVSに追加してやるだけです。後はgitを入れて、PATHを通し、vcpkgのclone化と使用開始手順。次に環境変数VCPKG_DEFAULT_TRIPLETにx86-windowsをセットして、
.\vcpkg install boost cairo curl glew gettext glm icu libxslt ngspice opencascade opengl openssl python3 wxpython wxwidgets zlib
を書いてある通りに実行。流石にVM上なので結構時間がかかります。と言うか5時間経過してますが、まだこの手順が終了しません。しかしこちらの環境だとエラーになることもなく進行しているので、やはり元から英語環境でないとダメなんですね。

ちなみに日本語環境下でcp1251やcp65001を試してみましたが、同じエラーが出ますので、一時的対処ではダメなようですね。何か他の環境変数による指定が効いているのかもしれませんが、ぱっと見では見当たらない。

気になったので少し調べてみたら、ユーザー毎に言語系を変えられるようです。だとすれば英語系を使用する新しいユーザーアカウントを作ってそっちで作業すれば良かっただけのことだったかもしれません。後で試してみますか。

まぁ、Windows11に触れたのでとりあえず良しということですね。さて181/184で停滞しているvcpkgの処理。早く終わらないかな。