KiCAD 5.1.4日本語フォント対応その2

もう一度こちらのページを参照して作業再開。その結果いくつかエラーが出てましたが、無事にパッケージまで作成完了しました。
エラーが気になるけどインストールもできるし、インストールした物もそれなりに動いているので気にしないことにします(汗)。ただ、DLL関係で見つからないってのは地雷になる可能性が有るので、ログを再度チェックしておきましょう。
改めて有用な情報を公開してくださっている皆様に感謝します。

今回は元のページにある記述を元にPKGBUILDとcopydlls.shを変更したのと、install.nsiの9行目にある作者のお名前が文字化けして最後の最後で引っかかるので、文字化け分を削除しただけで、他の操作はしなくてOKでした。

多分にPCBエディターで使用する3Dパーツライブラリが巨大と見えて、できあがりのパッケージも巨大。1.12GBだなんて… ダウンロードするだけでも結構かかるよな。
また私製ビルドなので仕方が無いけど、バージョンにdirtyって入るのは嬉しくないぞ。
ところで、私製パッケージって需要があるのかな? 公開しても良いのだけど、置く場所が無いな。

8月30日追記:
logであるmkpkgをチェックしたところ、妙なエラーは出ていないので作成できたパッケージは問題ない模様。これで一安心。

KiCAD 5.1.4日本語フォント対応

新しい版が登場しました。マイナーチェンジなので気にするなという意見も有りますが、やはり新しい奴には気を惹かれます。

例によってFedora版はFontファイルを入替えてrebuild成功。で、次はWindows版だというわけで作業。5.1.0の時の話を参考にしたのですが、謎の状態になったので一旦全部削除してやり直し。

とりあえず素の状態だとどうなるのかが気になったので、あえて何の変更も加えずに作業開始。Fedoraのrebuildに比べると大分に時間がかかりましたが、どうにか終了しています。

早速起動してみましたが、あれこれのdllが無いぞと苦情が… Logを見ると結構な数のdllが不足の模様。なので無変更で作成できるほど甘くはないことが判明した次第。
作業時間が不足したので、ここまでで中断中。

それにしても驚いたのが必要となるディスクスペース。ほぼLinux環境を新たに作成する雰囲気で、全体で40GBほども消費してくれます。細かいファイルが多くディレクトリも多数、しかも深く掘られているので消すだけでもかなりの時間を要します。もうちょっと簡潔に出来ないものかと思うんですが… これだからVS上でなんとかしようともがく人たちが出てくるわけです。
今の所成功した人は居ないようですが…

LAMP on Fedora30

仮想PCでのCentOSはとりあえず一段落。で、もともとFedora上で動かしてみたらどうなるのかということで環境構築。

いろいろとパーミッションの関係で引っかかたので対策をメモしておく。

cgiの起動許可はSelinuxをDisableにしてさらに、/var/run/httpdのオーナーを変更してクリア。
php系のcgi-handlerの起動失敗の方は/etc/php-fpm.d/www.confのユーザーとオーナー部を書き換え。これだけでは駄目だったので、/var/run/php-fpmのユーザーとオーナーを書き換えてクリア。
さらに/var/lib/phpのopcache/とsession/とwsdlcahce/のユーザーを書き換え。

しかし、CentOSを設定した時にこんな面倒は無かったのに不思議だ。こんなことなら、素直にユーザーapacheを作成しておいた方が早かったかな。

仮想PCその2

VirtualBoxのインストールは無事終了です。こちらもカーネルバージョンに依存するモジュールがあるのですが、第三者のパッチを当てて処理なんてことはないので、今後のカーネルアップデートでも多少楽できるかな。

問題は、画面の広さと違和感の残るマウスやキーボード入力。今時SVGA(1024×768)しか広げられないのってどうなんでしょう。マウスにしても仮想PC内外の識別がいまいちでなんかちょっと…

まぁ、HOST環境がLinuxなのだから、こちらでLAMP app(Apache,MariaDB,PHP)を動くようにするのが一番手っ取り早いのはわかってますけど、それだと進歩がない気がしてね。

XenとKVMにも挑戦してみますか。

仮想PC

職場サーバーの環境整備として、自分のPCに仮想マシンをインストールして、そこであれこれ作業しています。いきなり本番機でやるとトラブルの時の始末が大変だからで、まぁ当たり前と言えば当たり前のことではあります。

で、自宅のLinux(Fedora)上でも仮想PCが動くのかと思い作業。いろいろとトラブルはあったのですが、VMware Playerは無事に起動。職場の仮想PCもそのまま持っていくこともできて一安心。のつもりでしたが、2日後にKernelアップデートが有ってあっさりと動かなくなりました。

もともとカーネル系でトラブルが起きるので専用のパッチがあったのですが、そいつが最新カーネルには対応しきれず、対応モジュールが作成できません。

いろいろ見てみると、Fedoraに限らず、Ubuntuでもカーネルのアップデートで動かくなったという相談が多数。これだと頻繁にカーネルが更新されるFedoraのような環境では安心して使用できないのでVMwareは使用断念しました。

となると次の仮想PCですが、Linux界隈ではXenが有名ですが、私のやりたい方向とは違っている雰囲気。なので次善の策としてOrcaleのVirtual BOXを選択。ホストOSのカーネルに敏感でなければいいなと思う次第。

とりあえず、なぜかVMwareに付属しているツールでVMware上の仮想PCをOrcaleでも読み込める形に変換してトライ開始。
さてはてどうなるかな。

MDB2 to PDOその3

5つのシステムのうち4つまでは完了。PDO対応を進めつつ、以前は理解力不足で機能させられなかったJavascriptによる事前チェック機能などを整備してだいぶ使いい勝手も良くなりました。

最後の一つは一番新しい奴なんだけど、変な色気を出してフレーム構造にした結果、処理制御が難解になっています。
何周遅れてんだよと嘲笑が聞こえてきそうですが、PHPのsession管理を利用すれば、今はformのPOST機能で利用している長いパラメーター文字列の何文字目が□だったらこの処理、△だったらこっちの処理なんて複雑な事をする必要がなくなることが判明。
この機構を利用してやる予定だけど、中身が大幅に変わるので、少し時間がかかりそうだな。

Javascriptを利用した場合、手っ取り早くブラウザのWeb開発モードを利用してデバッグするのだけど、反応が悪くてとてもしんどい。画面が狭いもの悩みの種。専従じゃないので、わざわざ別ディスプレイを用意してっても大げさだし、なにより現在VM Player上のCentOSで作業しているので、VM環境のLinuxがマルチディスプレイに対応するかどうかも怪しいしね。

MDB2 to PDOその2

仕事の合間に片手間でやっていたMDB2からPDOへの移行。第一弾がようやく完了です。

やり方によって、処理結果がObjectだったり単純変数だったりといろいろなので、面食らいながらもなんとか書き換え終了です。
PDOの目玉であるpreparedステートメントを利用すると、DBに届く実際のクエリが確認できず、一点だけ問題が解決できないままとなってしまいました。この実際に投げているクエリが確認できると、とても良いんだけどな。

今回改良した処理システムは2006年からチマチマとイジりながら運用していたもので、現時点でソースを読み返すと、SQL文を工夫すればクエリの結果からデーターを選別しなくても良いのにという点が多々有りました。その辺は改良したので、少しは全体的に早くなったかな。

それと、HTML部とphpソースが混じっいて読みにくいですね。システム的にはOKになっているけど、もう少し改良しなくては。それと残り5つの処理システムがMDB2のままなので、こちらも書き換えていかなくてはいけないな。

乱数の質その2

モンテカルロ法だとよくわからなかったglibcとMelsenne Twisterの違い。ならば単純にヒストグラムを取ったらどうなるという訳でテストです。
一様乱数だと処理が面倒なので、0から9999までの乱数を発生させて、各数値の発生回数をカウントします。

全体で1010回の試行の結果は次の通り。

分散の値はMTの方が大きくなっているけど、そういうものなのかな??

実際的にはホワイトノイズ(例のシャーってノイズ)にA/Dコンを接続したものや量子力学的現象を利用するとかいろいろな方法が提案されていますが、何が一番なんだろうな。というか、乱数の質ってなんだか哲学的な話になってきたので簡単には結論は出せないんでしょうけど。

乱数の質?

乱数を使用してあれこれという場面は結構ありますが、質がどうなのかのチェックはしていなかったと思い、ちょっとテストした結果です。

比較にはLinux標準のglibcに含まれるrand()と Mersenne Twisterと呼ばれる手法によるgenrand_real1()を利用して一様乱数を発生させてどんな感じなのかを調べます。ちなみにMersenne Twisterは非常に質が良いとされている最近出てきた乱数生成手法。
ただヒストグラムを取っても面白くないので、モンテカルロ法で円周率を計算させてみます。

プログラム自体は単純なので省略。各10億(109)点(20億組)から円周率を計算することを1000回繰り返すので、1兆(1012)組の乱数を発生させることになります。
MT.hの中身を見ていないのですが、けっこう面倒なことをしているようで、rand()が360分かかったのに対して、genrand()の方は415分が所要時間。

で、結果はどうなのかというと、
円周率計算結果
と大差無しの結果が得られました。なんか肩透かしだな。というよりrand()もなかなかやるじゃないかという訳で安心して使用できそうだという結論。それともあと4桁くらい余計に生成させると差が出るんだろうか?  ただ4桁増やすと、結果出るのが4150000分後って288日もかかるんでやる気は無いけど。

追記:
もしかして、109個ってのが多すぎだったかも。3桁くらい減らしてみたら、違いが出るか?

多角形からの円周率

円周率の算出方法として内接する多角形の一辺の長さの合計から割り出す方法があります。

基本から考えると、こんな感じかな。
まず円に内接する多角形を考える。この多角形は中心を頂点とするn個の二等辺三角形に分割でき、底辺の長さの合計が円周に近似される。
さて角数をnとすると、各三角形の頂角θは

であり、各三角形の底角θ1

頂点から底辺の中央に向けて垂線を引くと、底辺の1/2の点で交わるので、円の半径をrとすれば、底辺の1/2の長さr1

となるので、n角形の辺の長さの合計Rは

と表される。
元の円の半径rを0.5とすれば、
となる。

例えば、4角形ならば4cos(90-180/4)=2.828…、5角形なら5cos(90-180/5)=2.938…
120角形ならば、120cos(90-180/120)=3.141233…
といった具合。

つまり、

とまぁ、Texを使えば数式をそれらしく書けるのが嬉しくて下らないことをだらだら書きました。

現代では三角関数が使えるので、それこそ電卓でも持ち出せば1000角形だろうが一瞬で計算OKと。それでは意味はないので、幾何的に処理することを考えないと。
幾何的に処理となると、三平方の定理を使ってやればいいのかな? ちょっと図を書いて考えてみよう。